断乳レポート
produced by OKETANI method
準備編
*スケジュール決定!*断乳の日が9月26日日曜日に決まりました!いつやめるかについてはうちの子が1歳になって歩き始めた頃からぼちぼちと助産婦さんと話し合ってはいましたが、ついに。ちなみに9月10日現在うちの子は1歳4ヶ月。ものすごく良く歩きます。走らんばかりに・・・。

*予定表*だいたいのスケジュールは右の表の通り。陽気も涼しくなって過ごしやすくなってきたし、10月10日頃に旅行に行きたいという私の希望もあり9月末の断乳となりました。
1週間前くらいから特におっぱいの流れを良くしておくために断乳前の9/21、26と2回オケタニに通います。それ以前におっぱいが断乳のできる良い状態であるかどうかも判断するそうです。もしトラブルがあれば断乳はすぐ中止になります。
断乳当日は朝しっかりとおっぱいを飲んでもらっておしまい。そのあとはどこかにお出かけでもして気を紛らわせるといいそうです。
断乳も3日目の9/28。きっとかちんかちんに張ったおっぱいに苦しんでいることでしょう。オケタニで助産婦さんにおっぱいをすべて出してもらえるそうです。2時間くらいかかるとか・・・。すっきりするのかなぁ。
子供もおっぱいもおちつきを取り戻しつつあるだろう10/5。おっぱいの調子を見てもらいにオケタニへいきます。
その3週間後、さらにその1ヶ月後、おっぱいの調子を見てもらって、晴れて断乳完了!だそうです。たいへんそうだなぁ。
ひにちすること
1999/9/10断乳日決定
1999/9/21オケタニ1w前チェック
1999/9/25オケタニ
1999/9/26朝最後のおっぱい>断乳
1999/9/28オケタニでおっぱいを空に
1999/10/5オケタニ
1999/10/26オケタニ
1999/11/末オケタニフィニッシュ!?



日記編
断乳16日前1999/9/10
オケタニへ。断乳のスケジュールが9月26日(日)に決まる。じろう(うちの子・仮名)に「もうおっぱいやめてもいい?」「おしまいだよ」とか言っても全く耳に入っていないという感じ。助産婦のK先生からいろいろ説明を聞いたり、すでに断乳を経験されたお母さんの残した断乳体験記(写真入り&ちょっと感動的な文章有り)をみせてもらったりする。出産直後の、ぱんぱんに張った胸のあの痛みを経験せねばならないと思うと、ちょっとうつ・・・。断乳体験記の写真を見せてもらって断乳のイメージが少しついたけど、もうおしまいかと思うとちょっとさみしい・・・。「この体験記をみて、やっぱり断乳するの延期します、っていう方もいるんですよ〜」とK先生は言っていたが、わたしもそんな気にちょっとなりかけた。でもぐっと我慢。       
断乳5日前1999/9/21
午後オケタニへ。K先生のマッサージや指導を受けるのはこれが断乳前は最後なので、よ〜く教えてもらった。じろうに「おっぱい、ばいばいだよ」と声をかけると「ばいばい」とは答える。でもわかっていないだろうな〜。でも断乳が決まってから近頃、おっぱいに対する執着心が芽生えてきたような気がする。わたしが少し気を許すとTシャツを持ち上げブラジャーをおろしてかぶりついてくる。私が横になっていようものなら必ず。あと、定時のおっぱいの時も、いままでは赤ちゃんだっこポーズでじっとして飲んでいてくれたのが、落ち着かなくなってきた。右を10秒くらい飲んだら左、1分飲んでまた右、といった感じ。飲む姿勢もごちょごちょ動きまわったり、添い寝おっぱいの時はわたしにのっかりながら、などなど。もうすぐ終わっちゃうんだから、ゆっくり飲もうよ!と思ってしまいます。
断乳2日前1999/9/24
お友達のBさんに会う。話を聞くとNちゃん(もうすぐ1歳)とは昨日から断乳を始めているらしい。日中は実家にいて、夜帰りは車で。そのまま寝かしはしたけど、夜中の3時半と5時に起きてしまったときは、泣いて泣いて、二人で暗い中ベビーカーで散歩に出かけたらしい。その後朝の9時から12時まではお昼寝。今夜のNちゃんのお相手は、明日休日ということでだんな様。明日の夜はお義母さんにやってもらおっかな〜、と言っていた。
すばらしい連携プレー。でもやはり睡眠に関しては苦労するんだな〜。この話を聞いて覚悟を新たにいたしましたっ。
断乳1日前1999/9/25
うわ〜、いよいよ明日だ。午前中オケタニへ。今までじろうに断乳のことを話しても聞いていないふうだったのに、助産婦さんと明日の手順とか注意事項とかを話していたら、たちまち不機嫌になってしまった。やっぱり薄々感じているのかな。そういえば最近だんだん甘えん坊になりつつもあるし。日中のおっぱいはごにょごにょ動いて落ち着きなく、かつしつこく飲んだ。最後の寝かしつけおっぱいは、ぎりぎりまで遊んでいたためか片方飲んだだけでスコンと寝てしまった。あっさりしたものでちょっと肩すかし。でもまた夜中に寝ぼけて起きるだろうから、そのときは十分飲んでもらおう。
断乳初日1999/9/26
夜中、何回か寝ぼけて起きたので添い寝おっぱいをする。そして朝時やはりまだ眠そうに寝ぼけていたので、最後の添い寝おっぱい。30分頃じろうが起床。少し朝食を食べたあと、50分、じろう最後のおっぱいを飲む。彼が撮るカメラやビデオが気になるらしくてすぐ離れてしまう。1度あっさり離れてどこかへ行こうとしたので、彼に連れ戻されてまたまた飲む。「さいごだよ、おっぱいばいばいだよ」と言ってもいつもと変わらず、じっとせず変な姿勢で飲む。飲み終わるとすぐ次の遊びに行ってしまった。何の未練もないのよっていう感じに見えた。私は最後のおっぱいの時泣いちゃったらどうしようと思っていたけど、そんなにこみ上げてくるものもなく笑顔で終了できた。ただ飲み終わったあとじろうがさっさとどこかへ行ってしまったのは少し淋しかった。もしふりかえってニコッって笑ってくれたりしたら涙流してじろうを抱きしめちゃうのになぁ。
1030分から2130分頃までは車で外出。この間おっぱいを要求することナシ。機嫌はややぐずる程度。
2230分頃私が床に座っていたら「あっぱ」と言ってじろうが近づいてくる。ここで帰宅してから書いたおっぱいの絵を見せる。(絵・参照)じろうは最初口をとがらせて少し引いていた。ちょっと手をばたつかせたあといやそ〜うな顔をする。おっぱいに触ろうとすることもなく、とりあえずあきらめることができたらしい。泣きもしない静かな反応だった。私のおっぱいのほうはと言うと暗くなりだした頃から少し張った感じになり、夜には痛みを伴って張る。でもまだ搾らねば!、と言う程でもない。人気のあった左のおっぱいのほうが分泌がいいらしく右よりも張る。
断乳2日目1999/9/27
40分まで遊びにつきあってとりあえずベッドに寝かせる。どうやって寝かせようと思う間もなく、私が眠くなってしまい一緒に横になっていたら、じろうも泣き声をあげたりころころ転がったりしながら寝てくれた。夜中数回泣き声をあげるが私が眠かったので何もせずにいたらまた一人で泣きやんで寝てくれた。

30分左30右30搾乳。固くなっていた左胸もちょっとすっきり。オケタニのK先生に教えてもらったタオルシップをやる。冷えすぎて風邪を引きそう。全身的に熱っぽいのと足が張るのは断乳の影響か? 日中2回ほど「あっぱ」と言って服をめくろうとするが、言って聞かせるとあきらめる。17時左30右30搾乳。この前公園に出ていたが結構痛かった。左のおっぱいはかちかちに張っていて何もしないのにおっぱいがしたたり落ちてくる。搾りたての母乳を試しにじろうに飲ませようとするが全く拒否。このころから胸の表面が痒い。左胸上方の境界線もくっきりと上の方へとあがってきている。
断乳3日目1999/9/28
時、さっき搾った母乳の冷たいのをマグカップであげたらごくごく飲む。お風呂上がりだったからか?時私の髪の毛をがしがし引っ張りながら寝入る。いたい。今日もそんなに時間はかからなかった。その後左40右20搾乳。かなり楽になる。30分頃、寝てるじろうが咳き込みすぎて少し透明なものを吐いてしまう。今までならおっぱいがなければ泣きやまなっかただろうに、またすぐ寝入る。起きてしまったらどうしようと思っていたがラッキーだった。

時左40右20搾乳。夜中は張らなかったようでしぼったらますます楽になった。でも走ったりすると痛い。
今日はオケタニへ。時間がかかるというので実家の母へまずじろうを預けて10時半一人でオケタニへ。いつものようにホッとタオルをあててマッサージ、母乳を出していく。いつもとは違いたまっていて勢いがあるからかシューシューしぼる音がする。30分マッサージをうけてぽよぽよのおっぱいに戻る。洗面器を渡されて、座った姿勢でK先生に搾ってもらい、さらに自分でもしぼる。本当に空っぽにしていくらしい。そしてまたさらに30分のマッサージをうけて終了。このときにはもうあのかちかちだったおっぱいも全く緊張感がなくなり、痛みもなし。オケタニを出て青空の下をまさに気分爽快という感じでニコニコして実家へ向かう。ちなみにこのすっきりした感じは会陰切開部の抜糸をした後のものに似ている。このときはじろうをだっこしていなかったので身が軽くて、本当によいひとときだった。
オケタニでは今後の過ごし方や成り行きなどを教えてもらった。食事はまだあっさりと、和食中心で。お風呂はまだだけどあまり暖めないようにしてシャワーは可。断乳始めの3日間で3回しか搾らなくてすんだのならば今後胸が張ってくることはあまりないかもしれない。今後搾乳するとだんだん色が黄色くなって最後には糸を引くくらい粘っこくなる。などなど。
今日は実家へお泊まり。実家ではじろうは私の母にべったりでおっぱいを欲しがることはなかった。服をめくってもおなかまでで止めている。私の胸のほうは張ることなくぽよんぽよんしている。パットをあてたり冷やしたりしていたからか胸が痒いので冷やすのもやめた。
断乳4日目1999/9/29
今日も好調。最後のおっぱいの時の写真をじろうに見せても「あっぱ」と言うだけで欲しがることはない。 むねは夜になってやはり左だけ少し張り出した。でも痛みや熱っぽさはなくあまり不快ではない。久しぶりにシャワーを浴びる。髪の毛もだんだんぺたぺたしてきていたのでよ〜く洗ってすっきり〜。きもちよかった。 ただ胸のところだけは不必要にお湯がかからないように注意した。
断乳5日目1999/9/30
左だけだけどさすがに張ってきたので夜片側だけ搾乳する。
断乳6日目1999/10/1
朝起きて左胸がまだ重たく感じるのでまた片方だけ搾る。
断乳10日目1999/10/5
今日はじろうと一緒にオケタニへ。知らなかったけど今日も全部搾り出す日だった。30分先生にマッサージ&搾ってもらい、30分自分で搾る。そしてまた30分先生に搾ってもらう、という行程。まだまだ母乳は出るぞ〜という感じでぴゅーぴゅー出てきた。でも量はやはり少なくなってきてるかな??それにすこし黄色っぽくなりつつあるような・・・。ちゃんと終息に向かってはいるみたい。終わりの30分の時に「1本乳腺詰まってますねー」といわれた。どうせ母乳を出すことはないんだから詰まっていても問題なさそうだけど、そうではないらしい。きちんとつまりをなおしてもらった。約1時間30分の間じろうは飲めないおっぱいに囲まれていてもなんてことなさそうに待っていてくれた。でも他の母子の授乳をじーっとみつめていた表情は何とも切なかった。次のオケタニは3週間後。それまで、たまに胸の奥がうずうずして母乳がわいてくることがあるだろうからそのときは少し搾ってください、と言われた。また帰りの私のおっぱいは空でぽよんぽよん。
断乳11日目1999/10/6
おふざけでじろうにおっぱいをのませる真似をしてみた。そしたら口がぽわ〜っと開いてちくびをくわえそうに。!。「ごめんごめん、じょうだん〜」じろうに悪いことしました〜。ごめんなさいっ。
断乳14日目1999/10/9
お風呂で少しからだを暖めてしまったのがいけなかったのか、左胸が張り始めて母乳も少し漏れだした。左上方が固くなってきている。押したりすると痛いので左を30mlほど搾る。でもまだ少し痛い。右は大人しくぽよぽよのまんま。じろうのおっぱいへの想いは断ち切ることができたみたい。



つぶやき編
*断乳という言葉の響き*「ちちをたつ」と書いて「断乳」。な〜んかい痛そうな、つらそうな、切なそうな言葉・・・。読んでみても「だんっ!」と強いものにばしっとやられるかわいそうな「にゅうぅ」。そんな印象を私は受けてしまうのです。考えすぎ???







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